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BLコミック
因果の魚
1巻完結

因果の魚

600pt/660円(税込)

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作品内容

「エリート御曹司×絶対服従いとこ」 いとこ同士で幼なじみの逸成(いっせい)と涼一(りょういち)。社長御曹司で俺様な逸成と、彼に従うばかりの陰気な涼一との間にはいびつな主従関係ができあがっていた。心酔する逸成からの征服を受け入れ、喜んで体を差し出してきた10代の涼一。しかし数年後、同じ会社に入った2人の関係は少しずつ変わりはじめて──。 「涼一はおれの言うことを何でも聞いた――。」

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • 因果の魚

    600pt/660円(税込)

    「エリート御曹司×絶対服従いとこ」 いとこ同士で幼なじみの逸成(いっせい)と涼一(りょういち)。社長御曹司で俺様な逸成と、彼に従うばかりの陰気な涼一との間にはいびつな主従関係ができあがっていた。心酔する逸成からの征服を受け入れ、喜んで体を差し出してきた10代の涼一。しかし数年後、同じ会社に入った2人の関係は少しずつ変わりはじめて──。 「涼一はおれの言うことを何でも聞いた――。」

レビュー

因果の魚のレビュー

平均評価:3.9 24件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (4.0) 難しい
    miyuさん 投稿日:2023/3/20
    互いが互いを縛り執着し、それもひとつの愛の形なんだろうなあ、と思いました。涼一が支配されているように見えて、実は自ら望んでそう見せている。俺様に見える逸成だけど、実は彼の方も涼一に強く執着していて手放せない。最後は、自分の執着が怖くて、涼一 を女性に引き渡すのかな。でも、結局、2人は離れられないのかな。この作者さん、絵が独特です。言葉が一見多いのに、心理描写の言葉は少なく、絵や表情で読み解かねばならないんだろうと思いつつ、難しい。 もっとみる▼

高評価レビュー

  • (5.0) 運命に縛られた水槽の中の魚
    Hammyさん 投稿日:2022/3/31
    【このレビューはネタバレを含みます】 ニコイチ。 その関係性をできるだけ気持ち悪く表現した感じでしょうか。 表紙絵、不気味です。 涼一が逸成に背後から口塞がれてるし。 1話の扉絵も不穏です。 線もデッサンも構図も、奇妙な揺らぎがあります。 もうこれだけで鬱々としたドキドキ感が盛り上がってきます。 トドメが涼一の初お披露目の立ち姿とアップ顔! キモっ!って思わせる。 伊藤潤二先生か諸星大二郎先生か?っていうね。(気持ち悪さの最上級の褒め言葉です) 煮干し子先生の絵だけでここまで演出してしまう画力に既に骨抜きにされてしまってました。 ……… 本編もセリフこそ少ないですが、それを補って余りある画力で2人の関係を描き切っています。 瞳、口端の笑み、涙、手。 立ち姿も蹲る背中も捩れる胴体も何もかも。 どのコマも計算された線で気持ちを強く物語っています。 ……… 人は役を与えられると本来の姿とは違っていてもそうなってしまう。 社長の跡継ぎとして生まれた逸成は、中身は女性性の方が強かった。 だが歯を矯正するように枠に嵌められて育てられた。 その窮屈の捌け口を涼一に求め、涼一無しではいられなかった。 対して涼一はひたすらに逸成が好きで、しかも逸成よりも賢いので彼の求める姿であり続ける。 愚鈍で一人では何も為さない出来損ないという、本来の涼一とはかけ離れた虚像。 矯正されなかった歯並びの悪さが、気持ち悪く笑う度に見え、不気味さを補充してきます。 涼一は自ら進んで枠に嵌めています。 しかし転機が訪れます。 逸成は、好かれた女と結婚するように涼一を誘導します。(そう読めました) 実は逸成にも本来の涼一を解っていたのですね。 描き下ろしで執着が愛に変わった時を読んで、女々しい逸成の精一杯だったのではないかと思いました。 対して「ひとりじゃおちおちくるえもしない」という独白で、涼一の思いは愛にはなり得なかった執着だったと感じました。 グァムの教会で三好さんに言われた言葉を受けてのエンディング、最後のページが切ないです。 二人の表情の違いに泣けてしまいました。 ……… あくまでも私が読み取った解釈なので、他の方が読むと全く違う感想になると思います。 そういう意味では抽象的な部分が程よく施された絵画的な作品です。 ……… 出会い方がどうであれこうなってしまっただろう2人。 多分各々が結婚しても2人だけの時を作りずっとえっちしていそうです。 続きを読む▼
  • (5.0) 息苦しいけども…
    新小岩さん 投稿日:2021/6/16
    ずっと気になっていた作者さん。好きか嫌いかどっちかにキレイに分かれそうな気がしてなかなか読めませんでした。表紙とタイトルに惹かれ、試し読みでどうしても読みたくなってセールなので買ってみました。……好きでした。仄暗くて息苦しいのに、読んでいて 心地よかった。切なくて、でも重苦しくもなく。セリフのないやり取りがスゴく美しかった。作者さんの他の作品も読みたくなりました。皆さんレビューで難解と仰ってる『渾名をくれ』もセールなので読んでみようと思います。野田彩子さん名義の『ダブル』もすごく惹かれる…読んでみようかな…。 もっとみる▼
  • (5.0) ごちそうさまでした。
    ご飯ちゃんさん 投稿日:2021/9/7
    どちらも狂気で、どちらも正気。とんでもない作品だな…最高でした…。 煮干し子先生の画風とストーリーの雰囲気がマッチしすぎなんですよこれ。 水族館で珍魚をただじーっと見てるときみたいな、何とも言えない不気味さ・気持ち悪さがBLで読める感じ 。 暗い雰囲気のBLが好きな人にはオススメ〜!エロ要素はかなり薄めです。 もっとみる▼
  • (5.0) この因果は自ら望んだ共依存。
    オレンジさん 投稿日:2022/12/10
    【このレビューはネタバレを含みます】 同い年で従兄弟なのに生まれついたような上下関係があり、そこから抜け出せず苦しんでいるのかと思えばそうではなく全て2人が望んでいる事象なわけで。お互いががんじがらめに縛り合ってなお幸せでいわゆる共依存の関係です。そして涼一の方が委ねさせてる印象です。興味深く面白かったです。 続きを読む▼
  • (5.0) 冷静さといびつの混在
    しぐれさん 投稿日:2022/3/30
    【このレビューはネタバレを含みます】 新井先生のダークな方の作品。お気に入りです。ただ、最後のシーンは個人的にあまりにも衝撃的で、印象的で、、正直納得はいかないです。それでも彼らの関係は今まで通り、これからも続いていくのだろうな。だからこそ、続きが読みたくもあります。美しい作品です 続きを読む▼

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