プロフィールにも記しましたが、私の初恋は「トーマの心臓」のユリスモール·バイハンです。
ですので記念すべき1000回目のレビューは、初恋の人の親朋であるオスカー・ライザーの生い立ちの物語にしようと思いした。
「トーマの心臓」ではハンサムでクールで10代とは思えない達観した雰囲気を持つオスカー。彼を形成した要素がこちらの作品でしっかり確めることができました。
こんな悲しい子供時代を経て、シュロッターベッツでのオスカーが存在するのですね。
オスカーは萩尾望都先生のお気に入りのキャラクターで、いくつかの作品に登場しています。
オスカーの外見は、先生がお好きなポール・マッカートニーをイメージされたのこと。でも私にはオスカーの哲学的な雰囲気がレノンの方により近さを感じます。
思いがけず先日、Eテレ「日曜美術館」でビアズリーの特集が組まれていましたが、そちらで萩尾望都先生のお元気そうなお姿を嬉しく拝見しました。
私にとっては少女漫画界の神様のような存在です。いつまでも、素敵な作品で楽しませて頂きたいです。