ネタバレ・感想ありエロスの記憶 文藝春秋「オール讀物」官能的コレクション2014のレビュー

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人間そのものを覗く
ネタバレ
2026年3月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 多彩な作家陣が「エロス」という普遍的で扱いの難しい主題に挑んだ、贅沢なアンソロジー

刺激の強さで押すのではなく、人の欲望や孤独、関係性の機微をにじませる“文学としての色気”が全体を貫いているのが印象的
とりわけ作家ごとの筆致の差が鮮やかで、ある作品では冷ややかな視線が、またある作品では湿度を帯びた情感が心に残る
さらにエッセイや対談が加わることで、「語る側のエロス」までも立ち上がり、読み味に奥行きを与えています👌
軽やかに読めるのに、読み終えたあとにじわりと余韻が残る一冊

テーマに構えず、“人間そのもの”を覗くつもりで手に取りたい
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