このレビューはネタバレを含みます▼
訳者あとがきにもあります通りこの作者らしい情景をよく説明した作品です。特に食べ物…。なんだかめちゃくちゃ美味しそうです。いっときは神に祈りを捧げるような作品ばかりだった気がするのですが、これはちょっと違いました。殺人事件で犯人は死者をぞんざいに扱っているところに心が痛みますし、SNSの噂からはじまるフェイクニュースなんかの問題をちょびっとだしたり、ぽろっとその土地の歴史が出たり、でも小難しいことなんかなんにもなくてちょびっとスパイスを加える程度でストーリーに集中できます。そんな長い話ではないのですが、まとまってました。