ネタバレ・感想ありきっと、あなたが正しいのでしょうね ~婚約者を妹に寝取られたので、ブチギレた伯爵令嬢は勝手に辺境伯に嫁ぐことにしたのレビュー

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前半のヒーローは男前、後半はポンコツ
ネタバレ
2025年10月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインに能力があって見応えがあった。
ヒーローもヒロインの毒家族を撃退したところまでは
好感度が高かった。
なのに、嫁いてきたヒロインに対して嫉妬で嫌がらせをする幼馴染の女騎士を自分の領地でやりたい放題させてるのは幻滅したわ。
もっとヒロインの心の機微に敏感な男かと思ったのに、
身内には甘くて全然ダメだったわね。
ヒーローの母親は本来なら女騎士や息子のヒーローに
小言を言うべきなのに、正当な妻で嫌がらせを受けてるヒロインに遠回しに我慢を強いるなんて
最悪の姑だわ。
その女騎士にヒロイン妻が辺境伯領で孤立させられて、
命を投げ出す寸前まで追い詰められてるのに
最後まで気づかないヒーロー夫はさらにポンコツ過ぎるでしょ。
平民の女騎士とそいつと一緒になって伯爵令嬢で
辺境伯妻のヒロインを追い詰めた自分の部下たちに制裁がないのもぬるくてモヤる。規律がないのかしらね。
この顛末は全て愚鈍なヒーローの責任なのに。
一方、ヒロインが直接決闘をして一人で女騎士の嫌がらせを撃退したのは、使えないヒーローや姑より男前でかっこよかったけど、ここまでやらなければならなくなった元凶のヒーローに駆け寄って抱きつかないでほしかったなー。
黙ってその場をあとにした方がヒーローは自分で考えて調べて後悔したと思うし。追わせるヒロインのが好き。
弱ってるときに、なんの助けにもならなかったヒーローや後悔も反省もしない姑を簡単に許しちゃダメよ。
ましてやすぐに女騎士を護衛にするなんてありえない。
女騎士や仲間の騎士たちも調子よすぎて引くわ。
ヒロインを不当に苦しめた恋敵と仲よくなるには
それなりの説得力がほしいけど、女騎士に謝罪も反省の場面もないからモヤモヤするのよね。
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作家名: 紺青 / m/g
出版社: リブリオン
雑誌: リブラノベル