寡作な作家さんですね…もっと描いてほしい。
高校生ドムサブの前作も読んでますが、それもこの作品も、優しい2人が互いに思い遣って関係性を丁寧に丁寧に構築していくお話で、大好きです。
この作品について言えば、年齢だけが大人やおじさんで、言動は女子高生みたいなものが多いのがBLというジャンルで、それはそれで楽しんでいるんですが、この作品で初めて
「本当に大人らしい態度で、優しくして、気を遣いあって、関係を紡ぐ」
という物語を読んだ気がします。
年齢差が10歳ほどある2人ですが、年上の八月一日(本を借りに来る男)は年上ゆえの気遣いで距離を置こうとして、若い萩原(司書)は若さゆえの不器用さで関係を進展させる。
図書館が出会いの場であるだけに、小説のようでした。
繰り返し読む作品になりそう。