ネタバレ・感想あり宝石の国(13) 特装版のレビュー

(4.5) 2件
(5)
1件
(4)
1件
(3)
0件
(2)
0件
(1)
0件
思考の輪の中に輝きを添える付属冊子
2024年11月29日
付属冊子についてのレビューです。
96ページ、縦書きフルカラー。ページ数の割にこのお値段……というのは、紙版での造本がとても凝っているからです。11巻12巻の付属冊子に続き、もはやどちらが付属なのかという。
石の意思を読みとったという、兄機による詩集。兄機と博士の様子もわずかにさしはさまれています。
左ページに石のイラスト、右ページに詩。
イラストは、河原の石を丁寧にスケッチした感じのもの。
本編を読み、さまざまな考えを巡らせ、結論よりもその思いを馳せることそのものを楽しめるタイプの方に、おすすめです。巡る思いの輪の中に、この詩集は小さな輝きを添えてくれることでしょう。夜空にきらめく星のように。
脆くも美しい宝石たちの哲学ファンタジー
2026年5月26日
身体が宝石でできている存在たちが、謎の敵と戦いながら己の在り方を探す物語。登場人物の美しさと、物語の展開の残酷さが同居する不思議な読後感があります。主人公フォスが失っていくものと、得ていくものの対比が非常に哲学的で、読み進めるごとに世界観の深淵に引き込まれます。他にはない独特の空気感を持つ、芸術性の高い作品です。
いいね
0件
レビューをシェアしよう!
作家名: 市川春子
出版社: 講談社
雑誌: アフタヌーン