ネタバレ・感想あり夏果ての蛍のレビュー

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見続けたい「時」がありました…
ネタバレ
2025年9月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 稲穂先生、初コミックなんですね。おめでとうございます😊そして鮮烈な作品を有難うございます!
タイトルに魅かれ、立ち読みで購入即決意しました〜
簡単に言うと不老不死の伊弦と人間の真琴が冒頭の事故から離れ、そして再会するお話。事故で真琴を失ったと、放浪していた伊弦と成長して懐かしの場所に戻ってきた真琴。2人は再会し、想像するのは不老不死と寿命ある人間、想いが通じ合っても流れる人生の長さの違い、訪れるのは別れ…となりますが、そう、こう来ましたか。
離れていた期間の、2人それぞれの年月が辛くて切ない。伊弦の後悔も、秘密を抱えて悩む真琴も想像するだけで心が痛い。
その中でも行動を起こし、想いを真っ直ぐに伝える真琴の強さ、素晴らしいの1言。良い男に育ちましたね〜

不老不死に「美しさ」「財力」とか付属が付いたとしても、分かち合える自分以外の誰かが居なければ、それはただ寂しいものなんじゃないのかな、と私は思う。

毎回誰かを1人で見送るだけの伊弦の言葉には涙が出ます。そして不老不死を求めない今の自分が幸せなんだと(私は)感じました。

エンディングは2人が選んだ人生が、長い長い生の中で、きっと孤独とはかけ離れたものである事を、そして豊かな旅であるよう、願いながら背中を押して見送りたくなる暖かーい結末が待っています。

現実の時(今年の夏)は早く終わって欲しいけれど、見続けたい【時】がここにはありました🧡
生きる理由になる人に出会ってしまったーー
2025年9月1日
不老不死の伊絃と、孤独だった真琴の再会。"生きる世界が違う"と言いながらも、真っ直ぐな真琴の想いやあたたかさに揺れ。ふたりのドデカ感情がぶつかり合っていくのが最高に尊かった…!
真琴がいろんな表情を見せてくれるのがまた良くて…甘えたり、雄らしさを見せたり、泣いたり笑ったり。その全部に伊絃が心を動かされていって、なんだかんだ真琴に弱いのも最高…
ラストのふたりは、息を呑むほど尊かったです・・・♡
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作家名: 稲穂米
ジャンル: BLマンガ
出版社: 大洋図書
雑誌: HertZ&CRAFT / iHertZ