ネタバレ・感想あり夏果ての蛍のレビュー

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恋を超えた、宿命に抗う愛があった
ネタバレ
2025年9月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 稲穂米先生、デビューコミックス発売おめでとうございます!同人活動を始められた頃からのファンなので、本当に喜ばしいです!!

本作は【あなたと生きたい】と願う彼らがどの生きる道を選択するか…という物語だと思えました。

まずは作画がとても素晴らしいです。繊細な書き込み、感情が乗っかった多彩な表情。美しい大好きです!!

ファンタジー要素がありつつ、年の差対格差、方言男子までいるなんて最高!!個人的に関西弁、褐色、ギザギザ歯の尊くんが悪役的な登場をするんですが、彼が癖すぎる!すき!

その彼によって幸せな日常からふたりは絶望に陥り、悩み、選択を余儀なくされます。明らかにかる真琴の秘密、伊絃の後悔、そして孤独だった二人が生きる意味になる相手を見つけた奇跡。尊い…

紆余曲折しつつ、真琴を受け入れることが出来た伊絃。願いを叶えた真琴。心温まる、清々しい美しいラストでした。ここ、1話のラストページと対極になってると気付いた時にはまた涙です。『ただいま』からはじまり『いってきます』で終わる。感無量です。

ふたりの終わらない夏、見届けました。
彼らの飽きるほど永い旅路が幸福に満ちていることを願わんばかりです。素敵な作品をありがとうございました!!!!
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見続けたい「時」がありました…
ネタバレ
2025年9月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 稲穂先生、初コミックなんですね。おめでとうございます😊そして鮮烈な作品を有難うございます!
タイトルに魅かれ、立ち読みで購入即決意しました〜
簡単に言うと不老不死の伊弦と人間の真琴が冒頭の事故から離れ、そして再会するお話。事故で真琴を失ったと、放浪していた伊弦と成長して懐かしの場所に戻ってきた真琴。2人は再会し、想像するのは不老不死と寿命ある人間、想いが通じ合っても流れる人生の長さの違い、訪れるのは別れ…となりますが、そう、こう来ましたか。
離れていた期間の、2人それぞれの年月が辛くて切ない。伊弦の後悔も、秘密を抱えて悩む真琴も想像するだけで心が痛い。
その中でも行動を起こし、想いを真っ直ぐに伝える真琴の強さ、素晴らしいの1言。良い男に育ちましたね〜

不老不死に「美しさ」「財力」とか付属が付いたとしても、分かち合える自分以外の誰かが居なければ、それはただ寂しいものなんじゃないのかな、と私は思う。

毎回誰かを1人で見送るだけの伊弦の言葉には涙が出ます。そして不老不死を求めない今の自分が幸せなんだと(私は)感じました。

エンディングは2人が選んだ人生が、長い長い生の中で、きっと孤独とはかけ離れたものである事を、そして豊かな旅であるよう、願いながら背中を押して見送りたくなる暖かーい結末が待っています。

現実の時(今年の夏)は早く終わって欲しいけれど、見続けたい【時】がここにはありました🧡
生きる理由になる人に出会ってしまったーー
2025年9月1日
不老不死の伊絃と、孤独だった真琴の再会。"生きる世界が違う"と言いながらも、真っ直ぐな真琴の想いやあたたかさに揺れ。ふたりのドデカ感情がぶつかり合っていくのが最高に尊かった…!
真琴がいろんな表情を見せてくれるのがまた良くて…甘えたり、雄らしさを見せたり、泣いたり笑ったり。その全部に伊絃が心を動かされていって、なんだかんだ真琴に弱いのも最高…
ラストのふたりは、息を呑むほど尊かったです・・・♡
これも…
2025年9月4日
「味わう」が「味合う」になってる…
見つけた瞬間「あ〜あ…」ってなるので、本当にしっかりチェックしてほしい!!最近誤用が多くて嫌になります😭
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作家名: 稲穂米
ジャンル: BLマンガ
出版社: 大洋図書
雑誌: HertZ&CRAFT / iHertZ