ネタバレ・感想ありAN EDUCATIONのレビュー

(クズ男子がテーマですが、最近流行りのガチのクズ男成敗ものではないので、そういうのがお求めの方はちょっと違うかもしれません。表紙のイメージに沿った、尾花先生が描かれるクズだけどクズなりに愛嬌のあるどこか憎めないキャラクターがかわいいです🎶おとぎ話のような語り口も素敵！)

表紙の2人がダブル主人公というかたちで話が進んでいきます。
あらすじにある通り、クズ男子高校生2人がモラルのない対決をしていく過程で(弄ばれた女の子たちからしたら溜まったもんではありませんが…)、なぜそんなことをするのか？彼らが本当に欲しいものとは？という部分が見え始め、最初は「何だこの2人！けしからん！😤」という気持ちだったのが、最終的に「何だこの2人！一生ふたりで仲良くしてなさい！☺️」とほっこりします。

特に最後のシーンでは「もしかして…？」と思っていたところが最高の形で飛び出してきて、個人的にヤッター！！と大喜びしてしまったので、ぜひ見て欲しいです！人生そう甘くはないね、ウンウン、と、後方親ヅラしてしまいます😂

クズがテーマですが読み途中でも読み終えてもモヤッとすることもなく、キャラに愛着すら湧くのでその手腕がすごいなと感じます。
クズ男子高校生をストレスなくサクッと楽しみたい方向けです！

取り巻く環境や、若さが産んだクズ男子たち。この2人が大人になり、ジジイになっても、変わらず憎めない悪友コンビでいて欲しいです。