178ページ、1冊表題作(書き下ろし10p付)。
バラ色の時代の子供たちの話。
前作を読んで以来ずっと気になっていた本作、やっと読みました。
うわぁー。。
またもや暗い。。!
痛い、甘くない、周囲(読者)には理解しにくい、
本人たちが満足(?)な愛のお話。。
期待していた前作の後日談はナシで残念(泣)!
妻、それから右介がちょこっと登場で、なんとなくその後が想像できる位。
父・大和が全く登場しないのに、妻や子供たちに大和の影響を感じました。
なので、ストーリー自体は本作だけで読めるけど、前作を読んでると話の深さを理解できる部分がある。。
菊池の登場とかも因縁深いな〜。
一度読んだだけでは、とても理解できない。
むずかしい、ある意味スゴイ。。
前作、本作、どちらも何度か読みかえすのをオススメします。
表情や言動を彼らの視点で丁寧に拾っていくと、はぁ〜そうかー。。と同意できなくても意味がわかってきました。
久しぶりにバラ色をまた再読しましたが、本作に出てくる言葉が前作の話の答えのようにも感じました。
すごく寂しいです。
胸に穴が開いているような、、。
寂しいからこそ、相手を理解できるのかな??
普通の感覚の愛情じゃないことは、確か。
わかりやすい話、ラブラブを期待する方には読むのがストレスになるくらい向かないと思います。
お話の満足的には星4なのですが、前作と合わせて稀な
愛情であるのと、たぶんかなり描くのが難しそうな作品なので、そこを評価して星5で。
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