空のアンテナは、当時感銘を受け、掲載されていた雑誌から切り離して大事に保管していました。
本当に大切なものは何か、当時まだ若かったわたしに教えてくれた本でした。
今読み返してみて、また新たに感じ、理解した部分もあります。
離れるこ
とになっても、愛にしがみつかなくても、それが本物の気持ちなら、一緒に生きていくことを諦めなければ、また会える。
自分も大人になり、同じような経験をしてまたこの本に巡り合えたこと、本当に嬉しかった。
この話は今のBLっぽくはないかもしれないけど、でもBLの本質ではないかなと思います。
純粋に人を人として愛すること。
男女の恋愛が汚らしく見えた当時の私にとって、ヤマギシの愛し方生き方が、その後のわたしの人生を導いてくれたと思います。
ヤマギシの真っ直ぐで深い眼差しと、屈託のない笑顔が印象的です。
昔のBLを知らない人にも読んでもらいたい。
JUNEをリアルタイムで読んでいた人達にも、ぜひ懐かしんでもらいたい。
BLを知らないオジさんにだってオススメできる超名作です。
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