☆3.8くらい。寡黙で男前な後輩攻め×純粋で美人な先輩受け。敬語攻めです。『不器用な純情』(北巳視点)が恋人になるまで、『不器用な熱情』(織田視点)と『不器用な恋情』(北巳視点)が恋人になってから。一冊のうち半分以上は恋人になってからの話な
のですが、全編通して「両片思い」の印象が強かったです。織田がとにかく寡黙というか口下手というか説明不足過ぎるのと、北巳もモヤモヤする感情を口にせずに抑え込むので、都度すれ違って両片思いの状態になっている気がします。そして、あまり起伏がないので、静かな印象でした。事件らしきことが起こらないわけじゃないのですが、盛り上がりに欠ける。そもそも二人ともが静かな性格なので、それもあるのかな。大人の恋愛と言われればそれまでなんだけど、うーん、物足りなかったです。エロも多いんですけど、毎回同じ感じなので、さすがに3回目くらいから飽きました。こういうキャラの二人とこういうトーンの話は合う合わないがあるのかもしれません。キャラが嫌いなわけでも面白くないわけでもないんですけどね…物足りない。
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