2022年現在、シリーズ本編+スピンオフ等を含めると50冊。2巻までは二見書房で発売されていたため、読む順番は講談社の刊行順ではなく、9巻(実際の1巻)→10巻(実際の2巻)→「龍の恋、Dr.の愛」の順番で読むと話が繋がります。
眞鍋組二
代目・橘高清和(年下)×内科医・氷川諒一(年上の姐さん)。氷川は医者としては誠実でまともなのに、清和が絡むと基本暴走核弾頭で、お花畑を斜め上に突っ走る男。特技は爆弾製作。いつまでも清和は子供扱い。
清和は硬派でシャイなBL界一無口な男。氷川で良いのか確認したくなりますが、近寄る男たちを殺す勢いで嫉妬するくらいメロメロ。最初の頃は喋る&有能も、後半に進む程喋らない&仕事している?な状況……。「龍の宿命、Dr.の運命」以外、清和目線の話がなくて残念。
「龍の求愛、Dr.の強襲」、「龍の衝撃、Dr.の分裂」、「龍の懺悔、Dr.狂熱」のキスシーンが印象的。特に龍の求愛〜で滝沢が越えられなかった壁をものともせず、清和が往来で氷川にキス→焦る氷川のシーンが好き。「龍の激闘、Dr.撩乱」では珍しく冷静な思考が冴える氷川の清和を見送るシーンも良いです。
あとがきはざます調。苦手な人は飛ばす方が吉。エロはほぼなし。この作品は氷川の強烈キャラ+意思疎通不可なキャラたちに耐えられるか否かが全て。イラストは初期の頃が良い感じ。
「龍の頂上、Dr.の愛情」では終わらず、「龍の蒼、Dr.の紅」→「龍の始末、Dr.の品格」を読んで本当の完結です。
もっとみる▼