運命のイタズラで両思い一歩手前で引き離れつつも思い続ける二人が良かったです。が、山辺先生の参入の仕方とタイミング、それから主人公の樹に求めるものが、私にはちょっといただけなかった。
なんで主人公が耐えて従ってるのかの解が、頑固だからは理由
としては微妙な違和感と物足りなさを感じたので、マイナス★1に。
それ以外はおおよそグッとくるグッドな作品です!
山辺先生の築いた檻、攻の常磐がつくる檻(物理的、心理的)、主人公が自らつくった檻。。。タイトルの優しい檻の意味が、作品内に何重にもかかり絡まりあっているのがすごいです。。
彫刻家としての製作や攻めの微細な心情と、主人公との関わりかたの動きなどがもう少しあればもっとキュン死したかもしれず、良作・良作家さまだからこそもっともっと読者の胸を揺さぶる表現を願ってしまいます。よくばりですみません。満足です。
もっとみる▼