著者が若かったためか、ヒロイン・ヒーローともに思考が幼く共感できません。
それぞれ、自分の目の前のことを処理するのに精一杯です。
自分の思考のみを信じ、話し合うことをしようとしないため、強引なまでのすれ違いとなっています。
話し合いがもたれ
ない理由がない。
状況の描写も少なく、場面の想像がつかず台詞ばかりで進行するのが残念です。
なにより残念なのは「いつ もに まして」などの基本的すぎる日本語の間違いが散見されること。「あしらえた」?「誂えた」ですね?
校正は?
濡れ場において、独特の同じ言葉・表現の連続が目立つこと。
あまりにも先が見える内容であるにもかかわらず、それを補うだけの文書・表現・人物どれかの魅力がないためにとてもつまらないものになっています。
後半は速読の勢い。
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