廓を舞台にした花降楼シリーズ。
1冊で1組のお話なので、それぞれ別に読める。
小説の割には短くテンポ良くとても読みやすいシリーズで、普段小説を読まない方にもぜひオススメ!
シリーズ順は、
〈1:君も知らない〜→2:(本作)愛で痴
れる〜→3:夜の帳〜→4:婀娜めく〜→5:華園を遠く離れて(既刊後日談集)→6:媚笑の闇〜→7:白き褥〜→8:愛しき爪〜→9:臈たし甘き〜→10:恋煩う〜→終わり??〉
前作君も知らない邪恋の果てにで姐貴分で登場してた綺蝶たちのお話。
シリーズ中で本作だけコミック化されていて、ずいぶん前に読んですごく面白かった覚えがありました。
今回、漫画はどうだったっけ?と小説読んだ後に読み返してみましたが、だいたい内容は同じです。
やっぱり蜻蛉の不器用なツンツン具合が可愛いです(笑)
すれ違い具合がなんともいえない。。
やっぱり面白い!
漫画と比べると、やはり小説のほうが細かい描写や表現が細かいので、たとえ小説1冊に漫画3冊としても、小説のほうが深みがあるように感じました。
とはいえ、タイプの違う美人2人の艶やかな着物姿。
漫画の方はビジュアルの美しさは目の保養ですね〜!
さらにコミックにしかないたまにある手抜き絵のアホ顔がまた楽しい〜。
コミックには1巻の序章、2巻巻末の番外編が小説にはないエピソードで、絡みもあり読者サービス的なおまけ付でした。
さらに3巻は、小説5作目(後日談集)と同じタイトルの後日談もあり、おそらくその分も漫画になっていて、小説での綺蝶&蜻蛉のお話がまとめて読めるようになっているようです。
小説の挿絵も漫画と同じ方なので、両方読んでも違和感は全くないです。
シリーズを順に読み中で次のお話も楽しみです。
1冊だけなら星4,5ですが、つながりが面白そうなのでシリーズ通してで星5。
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