雰囲気や情緒を感じたいなら断然こちら上海金魚でした。透過性恋愛装置がシリーズ最初に入ったのですが、最終的に番外編まで入れて必ずチラリと登場する祐季ちゃん。その存在が気になって結局読んでみたら、たぶん1番清潔感とエロスの同居してる青年だなぁと
思いました。これ以外のお話でもかわい先生って本人が痛いと思ってる気持ちを痛いんだよ。て言えるまでの過程とか心情の変化が本当によく書かれていて、でもけしてエロスを淡白に書かないからお話としてのボリュームと心理描写の吐露がうまいバランスなのかなぁと思います。
シリーズ1つでも読んだならあと2つも味わっておいたほうが最終的な満足感が違うと思います。
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