「感情」を精神論ではなく科学的にコントロールして、
自分がのぞむ結果を出し続けるためのガイドブック。
動きたくてもすぐに動けない、続けたくてもなかなか続けられない
原因を解き明かしながら、「自分」と「チーム」を動かす
マネジメント術を図解入りでやさしく伝える。
【本書がもたらす5つの効能】
1 感情を自在にコントロールできるようになる 2 あらゆる制限をなくして、新しい自分と出会える 3 人の心を豊かにしながら、人に影響力を持てるようになる 4 高い目標に向かって、行動を継続できるようになる 5 努力感なく、価値のある人生を作っていけるようになる
【まえがき】 人は感情の生き物だ。 やってみたいと思っていても、“不安”で手を出せなかったり、
やるべきことだとわかっていても、“面倒くさくて”手が出なかったり、
いつもならうまくいくのに、“プレッシャー”でのぞむ結果を出せなかったりする。
もちろん自分の行動は、自分の考えで決めている。 でも行動に移せるかどうかは、結局そのときの“感情”次第。 うまくいくかどうかも、結局そのときの“感情”次第。
本当は「自分の行動は、すべて“感情”に支配されている」ことを、今までの経験からよく知っている。
それなのに多くの人は自分の感情について知ろうとせず、
どう向き合うべきなのかもあまりよくわかっていないようだ。
なぜなら「自分の感情は、まわりの状況が決めているもの」
「感情に負けるのは、心が弱い証拠だから」という風に思われているからだろう。
たしかに、もしもまわりの状況が気分のすべてを左右するなら、
人生の大半は感情の力に押し流されていく。
でも、そうじゃない。
感情は「眠い」とか「お腹が空いた」というのと同じように、
脳の中で起きているただの化学反応だから、自分の意思でコントロールすることができる。
そして法則をつかんでしまえば、その力を活用することができる。
あなたがのぞむ方向へと、あなた自身をどんどん動かすために。 あなたの感情は、あなたの足を引っ張らない。
それどころか感情はあなたが生まれたときからずっと、
あなたが願っている場所へたどりつけるように見守り、
助けてくれている最高のパートナーだ。
古今東西の賢人たちは皆、その力のすばらしさを認めていた。
だからこそ、信じられないような偉業をいくつも成し遂げられたわけだ。 この本は、専門家たちが解き明かしてきた“感情の法則”の中から、
実生活で使えそうなものだけを選りすぐって、わかりやすくまとめたものだ。 毎日に法則をあてはめていく中で、
どんなアドバイスよりもすぐれた知恵、そして最高の未来を作り上げる力が、
すでに自分の中にあったんだという驚きと感動をぜひ味わってほしい。 その瞬間、今までの出来事が次々とつながり、
人生が見違えるような感覚に包まれることだろう。