(歴史小説t)
ずいぶん前から存在だけは知っていて、気になっていた作品。
やっと読めた!
もっと、嫁いだ後の大奥の話もあるのかと思っていたので、ちょっと残念。
降嫁が決まってから江戸に行くまでの話がメインですが、、、
いやー、興味深かった!
あとがきの言葉からも、根もないところに噂はたたない、ですし。。
作者さんの想像力によるところも大きいんでしょうが、、、
取材力もしっかりとあります。
フキも、良いところに育ったお嬢さんも、巻き込まれて翻弄された女性達が寂しい。
実際の降嫁後の大奥の状況も気になるので、同時期の女性、薩摩藩から嫁に行った天璋院の話も読んでみます。
<余談>
将軍家の降嫁は和宮が初だと思ってましたが、歴代将軍は公家や宮家から正室をもらっていたそうだから(天璋院篤姫より)、どうしてここまで江戸に行くのを嫌がるのか。。。
でも確かに先代将軍家定に、天璋院(3人目)の前に嫁いだ、京都の関白一条家のむすめ(2人目)はチビでビッコ引きだったそうで、揶揄する短歌や絵が町中にまで出回ってたそうだから、足の弱いはずだった和宮が嫌がったのもわからないでもないけど。
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