以下7作品より成る短編集。
・梅雨の花
・閨
・寄り道
・赤い海
・女梅雨
・記念日の夜
・残された記憶
これらはいずれもシーモアでひとつひとつバラ売りされており、それぞれすべてに、やなぎやこはレビューを寄せておりますのでご
参照を。さて、ひとつの冊子としてこの短編集を俯瞰するとなると、7作品の評価を平均した結果、タイトルにあるとおり標準よりやや上の星数。なべていささか年寄り男が多く登場しすぎる印象。よもや男の読者の劣等感を刺激しないための配慮でもなかろうが、男ももう少し若くて魅力があった方がヒロインもより幸せになり、読者も幸福になるんじゃないかなぁと思う梅雨ならぬ秋の夕暮れ。
もっとみる▼