言ノ葉ノ花→言ノ葉便り(番外編)の順番でぜひ。このシリーズのスピンオフは未読ですが、シリーズ発行順に読まなくても全く問題ないと思います。
コミカライズされた言ノ葉ノ花(上下巻)→言ノ葉ノ星(上下巻)の漫画版全4冊がこの一冊の小説に収録され
てますね。
ある日から人の心がわかってしまうようになって生きづらさを感じる余村のお話。最近では別作者さんでかの「30歳〜」で似た設定がありましたが、この作品は苦悩する陰バージョン、もっとシリアスで現実だったらこうなるだろうな、って思う。
漫画版のほうが手に取りやすいので先に漫画を読んでしまいましたが、もしかしたら原作小説を先に読めばよかったかな〜。ものすごく繊細で心の動きを書いてく作者さんなので、ゆっくりと、でも展開を知らないでドキドキしながら読みたかった。攻めの妹さんがかなりキーパーソンで、二人が出会うまで攻めくんの生き方のほぼ全てを占めていたから、番外編の「言ノ葉便り」で、この3人の関係に決着がついてよかった。なので、言ノ葉便りは必読です。
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