純朴な青年が歪んだ価値観に生きる惚れた相手の友人のために恥辱を味わい、軟禁され、理不尽な隷属に抗う描写はシリアスで背徳感があって強烈。青年の精神的な苦痛と屈辱感がMAXになり読者にまざまざ印象付けたところでプツン、と青年の何かが振り切れた事
で展開が好転。歪んだ大人ふたりの愛を勝ち得て愛し愛され甘甘な時間を過ごすシーンが怒濤のように続くラストはそこまで耐えた主人公の幸福感を堪能できます。設定、展開ともエロな描写が多い作家さんですが、他作品より更に徹底されたエロさある作品になっていて良かったです。
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