作者がゲーム畑の人ということで、『無能なナナ』でも発揮されたストーリーテリングには期待したものの、文章力は読めればいいかくらいの気持ちで買いました。
しかし内容も文章もとにかく読ませる! ぐいぐい引っ張られて、全く飽きることなく夢中で30
0ページを読破していました。
内容は決して軽くはなく、少年の施設からの脱走、仲間と生きていくための戦い、自分の運命との決着と盛りだくさんで読み応え充分。
ラストが今一つという噂を聞いていましたが、私は満足でした!
過酷な運命と戦い、仲間を大事にする少年を応援したい人、
お互い腹を探り合う薄氷の上を歩くような台詞の応酬が好きな人、
とにかく読み応えのあるものを探している人
に、おすすめです!
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