椎崎さんの説明っぽい文章が、逆に生きている雰囲気の作品です。攻めの仁科のセリフ回しがちょっとオヤジっぽい…。受けの通孝は、どんな容姿をしているのか最後までわからず残念でした。「平凡」と言う説明が出てきたのですが、容姿の描写が欲しかったなぁ。
受けの友人の斎藤は、友情には篤く、ゲイには厳しい人で、そこはちょっと引っかかり所です。ゲイを嫌いと見せかけて、本当は斎藤も通孝を好きだった、とか言う設定だったら好みだったんだけどなぁ。仁科はエロに関しても余裕があり、描写は抑え目です。でもその抑え目のところが、行間が読めてまたいいんですよね。
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