まず、ファンタジーのオメガバースは初めてで新鮮でした。日本文化と中華風のかけ合わせが、こんなに合うとは思わなかったし、二つをミックスすることでファンタジーの世界観を確立しつつ、何処かに存在するかのような現実みを醸し出して、絶妙な一体感があっ
たように感じました。志遠が素直で健気で可愛くて、誰彼となく気に留めて面倒を見たくなる気持ちがもの凄くよく分かりました。一方で青流の性格が、正直ビミョーで…いえ私が勝手に不憫受けにはスパダリを!!みたいな固定観念があったかもですが、それにしても所々ヘタレっぽいところ(慣れないものを食べて腹を下したとか)があったような気がします。でもまぁその辺は志遠が最初から分かっていて好きになったようだし、私としても途中で味変したと思えばいいのかなと。世界観もキャラ設定も素敵で面白かったです。この後スピンオフも出ているので、そちらも読むのが楽しみです。
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