3巻まで一気に読んでしまいました。2巻終わりで「?ハッピーエンドで終わりでは?」と思ったのを恥じる気持ちになるくらいの3巻でした。
ジゼルの出自や魔力量の多さの謎、家族に愛されて生まれてきた話等、色々なものが回収され満足いくハッピーエンド
となりました。
こういう異世界物は転生物が多くあり、転生者は元の記憶を保持していて…のたぐいのものが多い中、本編は主人公二人が愛を知り心を成長させていく物語りなので読んでいてドキドキすることが多く終始楽しめました。
本編には魔物と戦うシーンもあるのですが、そのあたりの辛い戦闘シーンは詳細な文章は少なく、こうなりました的な結果が書かれる感じでしたので、正直、ラブロマンス重視のわたしにとっては至極読みやすく気に入った部分でした。
最後まで変わらない優しさと素直さを持つジゼルと固い心の氷が溶けていき形を変えていくエルにキュンキュンが止まらない素敵な作品でした。
でも、出来れば、エル側から見たお話がもっと欲しかったです。そっけないエルが実は心の中ではこんなこと思ってました!的なところが詳しく知りたい気持ちになりました。
もっとみる▼