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作品内容

【時を超えた、運命の再会。】
かつて「悪の道に堕ちた」と人々から恐れられた魏無羨(ウェイ・ウーシエン)は、すべてを失い非業の死を遂げた。しかし、それは自らの信念を貫いた証だった。
それから13年後――別人の体に召喚され、思いがけず現世に蘇る。
正体を隠し過去と決別しようとするが、よりによって少年の頃から文武を競い合った宿命の相手、藍忘機(ラン・ワンジー)と再会してしまう。

自由奔放で快活な魏無羨(ウェイ・ウーシエン)と、品行方正で寡黙な藍忘機(ラン・ワンジー)。
前世の記憶の中では衝突してばかりいたはずなのに、なぜか彼はそばを離れようとせず――。

あの日の旋律が、再び二人を巡りあわせる。

※本作品には挿絵はございません

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1巻から|最新刊から

作品ラインナップ  全4巻完結

レビュー

魔道祖師のレビュー

平均評価:4.9 330件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 最高すぎる
    さりさん 投稿日:2024/10/25
    【このレビューはネタバレを含みます】 天官賜福もさはんも好きだけどやっぱり忘羨に戻ってくる。やっぱり作者の細かな描写が好きで魏無羨の何気ない一言でも忘機はきっと全部覚えていてくれてる、そういうところとか切なくて好き。読んでいて何回もこれはどういう意味だったんだと思ったところを何回もループして読んでます。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) 萌えに国境なし
    まるころさん 投稿日:2021/11/30
    【このレビューはネタバレを含みます】 久しぶりにワクワクしながらページをめくる作品でした!読み終わってしまった、、もっと読んでいたかった!もう最高に面白かったです! キャラクターの魅力的なことといったら星5つでは足りず、星10個! 主人公2人はもちろんのこと、脇を固めるキャラクターもみんなそれぞれ魅力的で人物像がよく分かります。どのキャラクターも活字の中でいきいきと動き回っているような感覚になるほど。 翻訳本は翻訳の仕方が自分の感覚に合う合わないがあると思いますが、読みやすく、多くの人に受け入れられやすい翻訳になっていると思いました。 作者の先生はもちろん、翻訳して下さった方に感謝しかないです。 多分、多くの人が人名に混乱されると思いますが、大丈夫。読み進めるうちに慣れてきますし、漢字の雰囲気でわかり始めると思います。 小説を読んでからアニメも少し見ましたが、人名が不安な場合はアニメを見るとキャライメージがついて分かりやすいと思います。 個人的には舞台背景がアニメで脳内補完されて物語の解像度が上がり、良かったです。 物語は現在と過去を交差させながら謎が解明されていく構成になっています。 どんな極悪非道な奴だったんだ魏嬰…の印象から物語が始まりますが、読み進めるうちにこの人物のとんでもない魅力の虜になります。 そしてもう一人の主人公、忘機。 清廉潔白な聖人君子ですが、お話が進むごとに印象が変わってきます。2人ともカッコよく、可愛く、大好きです。 当初そこまでのBLと思ってなくて、読み始めてからもブロマンスの匂いはありますが、単に冒険活劇としての物語が面白くて読み進めていました。 4巻はそれまでのブロマンスが一転、愛が大爆発しますので、がっつりBLが苦手な方は3巻で止めておいた方がいいと思います(笑) それまで微糖、くらいだったラブが突如としてお砂糖大匙3杯+練乳くらいになり、読みながら爆笑してしまいました(笑) BLがなくても面白く読んでたのに、4巻まで読んでBL設定が公式なんだ!?と認識してからまた1巻から読み返すと、要所要所ニヤけるポイントがあって2度楽しめるという、、 価格高めですが、1ページ2段構成の文章量で読み応え・満足感の得られるストーリーなので妥当です。 番外編でずーっと読んでいたい、、出ないかな。 どっぷり世界観に浸れる作品なので、お休みの日にぜひ! 続きを読む▼
  • (5.0) 大作。紙で読了済でしたがこの度電子も購入
    ましろさん 投稿日:2022/3/30
    【このレビューはネタバレを含みます】 この作品は人となりとギャップを知るほど愛しさ募る、情が深すぎる寡黙な美丈夫×討伐され死から13年の時を経て蘇った破滅と隣合せの奇才、かつ善性と掴み処のなさを併せ持つ口から生まれたような男2人のラブロマンスが主軸でありながら、前世と今生の謎が少しずつ交錯し紐解かれていくミステリ(バディ)要素、血統主義の古代中国を舞台とした武侠ものとしての個々の物語がしっかりと存在しており読み応え抜群です。 2人の距離が少しずつ近づいていく様子が心理描写巧みに描かれており、そのふとした言動や変化に悶えること必至。真逆に見える彼らが如何にして全幅の信頼を置く破れ鍋に綴蓋な唯一無二の関係になっていくのか、その一筋縄ではいかない過酷な過程とその先にある幸福をぜひその目で確かめてみてください。公式が最大手とはこのことで4巻は完全にR18です。 報恩と復讐の応酬、思惑が渦巻く社会、不条理な身分差別、血族に受け継がれていく負積と呪縛、それらが複雑に絡み合った結果の必然的悲劇、悲劇を経たからこそようやく辿り着いた血筋によらない愛の物語に情緒の変動激しく夢中になること間違いなし。 翻訳も文体も違和感なく読みやすく、文中に注釈やルビがある安心設計。 伏線回収の巧妙さ、飴と鞭の使い分けや過去現在を行き来する構成をよく活かした筋運びに加え、本文の情景描写が豊かで心理描写も丁寧なので読み出すと止まらない不思議な吸引力があります。 更に複雑で難解な人間模様を入れ子構造にすることで対比や暗喩を至る所に仕込んでいるのも魅力的。作者の小説の技巧に舌を巻くことでしょう。想像の余地が沢山あり何度も繰り返し読んでは新たな発見をする究極のスルメ小説です。 この作品は社会の変革(英雄/反英雄物語)ではなく、善悪における人間の群衆心理や、社会を簡単に変えることはできない諦観、個人の正しさが必ずしも誰かを救い何かを成すことに繋がるわけではないという容赦ない部分もしっかり描かれているので、登場人物全員が幸せを掴む大団円を好む方は消化不良に感じるかも。個人的にこのご都合感を一切排除した締めくくりが堪らなく好きです。 忘羨の物語としても綺麗に着地しており、過去の傷を背負い子供達の未来を見据え、欠けているものを補い合いながら、過去お互いに放った言動を塗り替えるように愛を紡ぐ2人の幸せな様子に笑みがこぼれます。素晴らしい物語でした。 続きを読む▼
  • (5.0) 心の琴線に触れる珠玉の作品
    たい焼きさん 投稿日:2024/1/29
    【このレビューはネタバレを含みます】 あまりの面白さに恋に落ちてしまったかのような心境です。読み返す度にその深い世界観の虜になっています。ドラマの『陳情令』も視聴してみたくなりました。それほどにドはまりしました。 なぜこれ程までに心を奪われたのか。まず修真界を舞台としたファンタジーの設定がよく練られていて息つく暇もないほど非常に面白いのです。そして墨香先生の文章が天衣無縫で驚嘆するほどブラボーなのです。中国語独特の表現(一言九鼎等)も雅で趣があります。魅力ある登場人物を生み出し完全に掌握するその手腕、お見事です。主要登場人物には名・字・号があり、藍忘機・藍湛・含光君のように三つの名称を覚える必要がありますが、それには意味があります。最初は人物相関図を確認しながら読むということが必要かもしれません。しかし気がつくと自然に頭に入っているのでノープロブレム。 4巻は特に素晴らしくお気に入りです。雲夢の蓮花塢を訪れた際に魏無羨が藍忘機に自分の育った環境を案内し、思い入れのある木にするすると登り藍忘機の胸元へ飛び降りた場面は最高潮に感動しました。魏無羨と藍忘機の紆余曲折を経た関係の顛末には「1~3巻までじっくり読んできて良かった」と思えるようなご褒美が待っています。番外編ではその後の2人の幸せな様子も官能描写込みで堪能でき、読後の余韻は極上です。 魏無羨殿あなた様はなんと人たらしなのでしょう。 藍忘機殿あなた様はなんと高潔で純粋なのでしょう。あなた様の揺るぎない愛情の深さには泣けてしまいました 。2人の年少の頃からのやり取りが面白く(魏無羨が藍忘機をからかう様子がたまりません)また一度は悲しい別れを経た後の再会以降は胸が高鳴るばかりでした。2人は素敵で無敵。墨香先生は主人公が「同じ過ちは繰り返さない」という一皮剥けた様を描くのが秀逸だなと思います。(『天官賜福』の太子殿下の昇天前と後の様子や、本作品の魏無羨の献舎前後の様子は違います) 家族や(義)兄弟、師弟の情というもの、友情、恩義、道理、愛情様々な要素が絶妙なハーモニーを奏で心を激しく揺すぶられました。番外編で魏無羨が金凌のことを親しみを込めて「阿凌」と呼び金凌も「なんだよ」と返事する仲にまでなったことも心が温かくなりました。忘機琴さながら心の琴線に触れるような作品です。まだ当分の間その世界観に浸り酔いしれたいと思います。 続きを読む▼
  • (5.0) 読むと止まらなすぎて困るw
    ゆゆさん 投稿日:2021/9/29
    【このレビューはネタバレを含みます】 先にアニメを視聴。原作の方がBL要素があると知り、普段まったく読まない(というか活字は眠くなるので読めない)小説にチャレンジしてみました。結果、大正解! ホントにおもしろいと、こんなにスラスラ読めるの!?ってくらいに読めました。 むしろ先が気になって止まらなすぎて、おかげで寝不足w もちろんアニメである程度イメージしやすかったから…というのもあります。 人名とか場所や物の呼び方とか、ややこしかったりはありますが、アプリ内の検索機能使うor慣れてくると問題なかったです。 BL抜きにしても、世界観や人物の背景、設定など魅力的なところが満載です。とても丁寧に描かれているので、感情移入しすぎて胸がギュッと締め付けられて苦しくなる場面もあります。(人の生死や怨み、欺きや後悔などが描かれているので)でもその苦しみを抜けると、ご褒美的にほんのりBLシーンがやってきて、今度はキュンとする方で胸が締め付けられる。アメとムチのバランスとタイミング!(しかもアメが巻を増すごとにちょっと甘くなってくんですよね〜。あ〜たまらんw) とはいえ、実はまだ3巻までしか読めていません。 途中だけど、おもしろすぎてどうしてもレビューしたくなってしまいました。また4巻読了後に追記したいと思います。 (4巻読了)あ〜終わってしまった。終わるのが寂しくて、4巻は何度も巻き戻しながらゆっくりゆっくり読みました。 本当に壮大なストーリーで、この作品に出会えてよかった。藍忘機の愛の大きさ、深さにただただ脱帽。さまざまな場面での彼の気持ちを考えると、愛しくて愛しくてたまらなくなります。そして魏無羨。自由で、自分の思う正義や大切な人のためにただ真っ直ぐに行動できる人。彼だったから、藍忘機はこんなにも愛せたんだろうなと思いました。 思い出すだけで泣けてくる。絶対読んでほしいです。 ちなみに4巻になると、急にドBLになりますwここまでのストーリーがあるから余計に、読んでて「うわー」って高まります!いい意味でヤバイです。ありがとうございますw ホントに終わっちゃうのイヤだな。完結なのはわかってるけど、もう一冊くらい番外編集を出版してくださらないかな。2人のイチャイチャはもちろん、魏無羨が門弟たちを連れて夜狩に行くストーリーとか、癒されて好きなんですよね。どうにか続編…お願いします! 続きを読む▼
  • (5.0) 言葉にできない
    秋音さん 投稿日:2023/1/17
    【このレビューはネタバレを含みます】 なんと表現したらよいのか、言葉にできないほど素晴らしい作品です。魏嬰の善良さを最後まで信じぬき、例え大勢の人が悪と言おうと側で守ることを決意した藍湛。魏嬰を失った13年間は、孤独と後悔に心が押しつぶされそうになったことだろう。魏嬰との再会は、そんな状況でも、諦めず待ち続けた藍湛の血と涙の賜物である。私も魏嬰は誰よりも優しいと思う。魏嬰は、人を助けるとき、自分を犠牲にして助ける。玄武洞のときも、温家の件も、そして、江澄のことも。人を助けることに自身の犠牲を厭わない姿に涙が出そうになる。なんでもないと言った顔で、まるで、それが当たり前のように助けるから、全然平気なんだと思わせるけど、実は裏ではたくさん苦しんでいたと思う。金担の真実を知った後、気絶している魏嬰を抱え、船に乗る場面、藍湛が温寧にその時の状況を聞いてる時、言葉は少なかったが、胸の中はとても穏やかとは言えなかっただろう。邪道だと非難されても、頑なに手放さず、突き進み続けた背景には、言葉にできない程の苦しみがあったのだ。私も知った時は驚いたし、ここでは魏嬰の優しさだけでなく、本当の意味での強さを感じた。優しい人は、人の痛みが分かる人。強い人は、自分の弱さを見せない人。魏嬰はまさにそんな人だと思う。「ありがとう」という言葉は、よく耳にする言葉で、感謝を示す時に使われる。つまり、「ありがとう」とは決して気分を害すような言葉ではない。しかし、魔道祖師の中、藍湛と魏嬰の中では、「ありがとう」はプラスの意味で捉えられていない。むしろ、藍湛にとっては、魏嬰との仲を引き裂く、呪いのような言葉であっただろう。「ありがとう」が呪いの言葉ってどうゆうこと?何も知らない人はそう思うかもしれない。でも、読んでいくと確かにと納得できて、でも、それだけではなく、その言葉は二人の間には必要ない、つまり、それほど深い仲になれた証なのだ。と、ここまで自分が感じたことをつらつら書いてきましたが、この作品は私が出会った全ての作品の中でナンバーワンです。二人だけの物語ではないというところもいいです。あくまで、二人を中心としたお話。二人を中心として、様々な人の思いや思惑が混ざりあった作品です。感情のドンパチです。最後に、私はこの作品を心から愛しています。そして、この作品に出会えて本当に幸せです。 続きを読む▼

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