任侠の極道が悪役令嬢に転生……他の作品で見かけたことはありますがまだまだ珍しい部類だと思います。罪を認めて追放先で道を切り開いていくお話ですが、恋愛要素はありません。最終的にくっつく流れかな?と思ったキャラからは姉御と舎弟みたいな関係になっ
て終わりでした。追放先でのお話は普通に面白く読めましたが、元いた国のことは一切触れておらず……。前世を思い出していなかった頃とはいえ嫉妬から虐めてエスカレートさせたヒロインのやったことも罪ですが……浮気した元婚約者と、婚約者がいると分かって手を出した浮気相手に全くお咎めなしなのが個人的にモヤッとしました。ヒロインのしでかしたことの方が罪とはいえ、それはそれこれはこれで咎められるべきでは?と。なので−1。この作品は断罪シーンやその辺のキャラたちのことはプロローグであっさり終わってその後も登場することはなく、あくまでもメインは追放先でのお話です。
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