――穢して、俺だけのものにしたい。
政治的な思惑で「聖女」に祭り上げられ、王太子妃候補となったローレン。
彼女はある日、命を狙ってきた刺客に短剣を突き刺したショックで心を閉ざしてしまう。
だが、護衛のシリウスだけはローレンに寄り添い、快楽という癒やしを与えてくれた。
ローレンは彼と淫蕩に溺れるたびに、聖女の呪縛から解き放たれて、生きる喜びを知っていく。
もう「聖女」には戻れないほどに。
けれど、王太子との婚約が正式に決まったことで、シリウスとの関係に変化が生じ……!?
本心の見えない冷徹な護衛×利用される聖女、
密令のために近づいた男は、少女の愛に溺れて――!?
【目次】
序章
第一章
第二章
第三章
第四章
第五章
第六章
終章
あとがき
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