テクノロジーの発達とともに、子どもたちの「いじめ」の手口も驚くべき進化を遂げた。頻発するネットいじめ事件、相次ぐ自殺者、携帯電話が凶器となる時代。これら一連のいじめ事件の背後にあると噂されるのが「学校裏サイト」なる謎のホームページ。果たしてこの正体とは何なのか? 子どもたちはどのようにこれを利用しているのか? 大人の知らない子どもだけのネット利用法を、徹底的に究明する。
序章 終わらない「いじめ自殺」の連鎖
第一章 学校裏サイトとは何か?
第二章 ネットいじめへの対策
第三章 子どもたちはなぜネットに惹かれるのか?
●渋井哲也(しぶい・てつや)
フリーライター。ノンフィクション作家。中央?学?常勤講師。 栃?県?まれ。東洋?学法学部卒。東洋?学?学院?学研究科教育学専攻博?前期課程修了。教育学修?。家出、援助交際、摂?障害の取材の過程で「?きづらさ」という?葉を聞いて以来、子ども・若者の?きづらさ、?殺、?傷?為、依存症などに関?を持つ。そのほか、いじめや不適切指導による自殺(指導死)などの教育問題、ネット・コミュニケーション、ネット犯罪、ネット自殺、東?本?震災やそれに伴う原発事故・避難?活の取材を重ねる。週刊女性の取材班として「グッドプレス賞」(依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク主催、雑誌部門、2020年度)受賞、『ルポ自殺 生きづらさの先にあるのか』(河出新書)で「貧困ジャーナリズム賞」(反貧困ネットワーク主催、2022)を受賞。