BL小説、新刊作者さん買い。ようやく電子版が出ました〜。
バイオリニストの刺繍→オリオンは恋を語る の完全なシリーズものなので、バイオリニスト〜から読んでください。
バイオリニスト〜で両思いになった、超絶イケメン有名バイオリニストの館原
×聴覚障がいがある刺繍作家の吹野。
せっかくの夏休みだったのに館原はコンサートの準備があるため東京の自宅へ戻らなくてはいけなくなった。吹野は館原と過ごすため軽井沢から東京へ出て行く〜っていう、軽井沢の優しい自分だけの砦で縮こまっていた吹野が、ドアを開けて外の世界でもう一度足を踏み出す、吹野目線の続編。
聴覚障がいがある吹野がそのことによって強いられてきた辛い思いを、吹野目線なのでありありと感じられて、甘いだけでなくて少し苦さもある前半ですが、吹野も館原と出会うことで変わり、強くなっています。前作に登場したピアニストも、なんだかほんとうにいそうなリアルな方で、ふたりの仲を少しだけ波立たせたり、でも憎めない、ちょうど良い距離感で書かれてるのが上手いなーと。
前作と同様にクラシック音楽が流れてくるような文体で、作中に出てくる曲を聴きながら昼下がりに読むとトリップ感味わえますよ!
付け加えるなら、作者さんのエチはいつも通り甘々で濃いです(エチメインの作品ではないのです!が!作者さんの作品にはやっぱり期待してしまいます)
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