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SDGs14番目の目標は「海の豊かさを守ろう」。しかし2030年の達成期限まで10年を切った今、この目標に対する日本の取り組みは「深刻な問題がある」と評価されています。問題は海ごみだけでありません。全国的に海岸では護岸が進み、自然景観そのままのビーチは減少の一途。浸食されてビーチの砂が減り、海水浴場が閉鎖されていくことなどを背景に、“暮らしと海の距離が遠くなった”ことも要因です。そのような現実を前に、「海は楽しい」「海は人生を豊かにしてくれる」といった思いを伝えようとはじまったのが、メンズファッション誌OCEANSでの連載「SEAWARD TRIP」です。10年に及ぶロングラン企画となった現在は、名称を「THE SEAWARD TRIP」として、当初のコラム形式から4ページの人物インタビューへアップデート。そして今回、海と暮らし、海の豊かさを知る各界の識者20名のインタビューが一冊にリエディットされて誕生しました。インタビューは、“海にまつわる疑問に対して答えてもらう”といった内容。20名それぞれの海への想いを通して「海の豊かさ」を考えるきっかけとなる、SDGs全盛時代の必読の書となっています。