環境に恵まれず苦労し通しのヒーローを、ヒロインが支えながら愛を育むストーリーでした。行事に色々な作法があり、それができないと馬鹿にされる…というのは他にない設定なので新鮮でしたし、ヒーローを取り巻く環境と、婚約者に大事にされず自己評価が低く
なってしまったヒロインがヒーローに愛されることによって自信をつけ成長していく様が上手に絡まっていたのでなかなか読みごたえがありました。でもあまり重たすぎるストーリーにはならず割りとサクッと悪い状況が打破されるので億劫にならず読みきれました。まぁ、王太子がヒーローの味方だったのなら作法云々は王太子が密かにどうにかしてあげられたんじゃないの?と思わなくもなかったし、真っ当に生きてきたヒロインに友達と呼べる存在がいないわけないのに、庇ったり助言したりっていうポジションがちょっとも出てこなかったのは違和感あるなぁとか細々思うところはありましたので、☆4です。
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