2巻完結で読みやすいし、この作家さんの絵が好きならエロもたっぷりで楽しめると思います。処女ヒロイン×何百年生きている吸血鬼っていう組み合わせも何だか新鮮で、ファンタジー好きなので楽しめました。
主人公のお相手は最強の吸血鬼ですが、意外と天
然というかぼんやりしてる感じもこの作家さんにしては新鮮でしたね。この作品の中での吸血鬼は、エッチの最中に血を吸うものみたいに言われてるので、エッチに慣れすぎてるところもなんだか笑えたというか、デュークに関してはギャップがたまらなかったです。
さくさく進んでいって、さくさくとハッピーエンドになるので読みやすかったですが、もう少し各キャラ掘り下げてくれてもよかったのになと思いました。一番気になったのは、デュークが昔愛したと思われる女性の存在。語られるのかと思いきや、ご想像にお任せしますと言わんばかりに触れられませんでした。リサとしては聞きたい話でもないかもしれないけど、愛した吸血鬼が昔自分以外の人間を愛した事があるとなると、かなり気になりますよね?なのに聞かないだなんて、意外と心広かったのねリサ…と驚きましたw
あとは、もっとデュークのお付きのハーフの子と仲良くなって話したりとかあればよかったのにな、とか、リサを襲った吸血鬼が改心した(させられた)その後の様子見たかったな、とか、双子の弟と仲良くなるようなエピソード欲しかったなーとか、色々と求めたくなる部分がありました。三角関係展開とか全然なかったので、あくまでリサとデュークの種族を越えた純愛物語といった感じでした。
デュークの事を好きな女にその後も妨害されそうだよなぁとは思いましたが、そこはご想像にお任せしますで良いです(笑)
人間とは全く異なる存在の吸血鬼との恋愛だから、もう少し残酷さなんかを感じさせられるエピソードがあるかと思ってたのですが、この作品の恋のお相手デュークは過去に何があったのか知りませんが驚くほど優しかったです。とにかくリサに甘くしてくれたので、イチャイチャ、エロエロ、甘々な展開を堪能させてもらいました。何だか癒された。
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