作家様買いです。絵柄の好みが分かれるかもしれませんが、私的には色気を感じて好きな先生です。
今作品は、ラーメン屋を舞台にした情熱系物語。読んだ後はラーメンが食べたくなりました。
好きなものに打ち込めて、それで食っていける仕事なら言う
事なしですが、ラーメン店ってあちこち出来て競争も激しい。夢を叶えても、夢を継続させる事は簡単な事じゃないですね。味と経営能力あってこそ…
そんなラーメンに情熱を注ぐ男たちの熱いお話と、支え合う二人の愛の物語です。
腕はあるけど、何か足りない店主・夜次。天才的な舌を持つ明味が唯一の頼み。経営浮上はもちろんの事、二人で目指す最高の一杯を作りあげたい。互いに惚れ込んだ相手の強み以上に、夜次も明味も惹かれあって…
いやぁ、なんでしょ。惚れ込んだ明味の舌に夜次が絡むシーンが、なんだかエロチック。上田先生のキスって、貪るようで色っぽくて、えっちぃのでドキドキしちゃいます。『恋に落ちたら』もそうなんですよね〜。
どこの世界にも才能あると引き抜きもありますが…
絶対的な明味の舌に頼りつつ、明味の能力を手離す事の葛藤がよくわかります。
店の経営。明味の未来。
明味のどっしり構えた覚悟が、誰よりも男前でカッコいいんです。
明味に支えられるばかりではなく、スタッフたちの頑張りもあってこそ成り立つ店。
足りないものを補い合えば、最強の店になると信じて夜次がんばれ〜。
夜次のプロポーズのような言葉たちがキュンキュンしました。良かったぁ。あぁ、色っぺぇ二人。最後の1ページが最高に幸せな瞬間でした。
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