定価で買うのは迷って、セール待ちしていた作品。
こんなに面白いとは、嬉しい誤算でした。
漫画というより、小説を漫画という表現で読んでいる感覚でした。
特に何も起きていないようで、言語化するには難しいあれこれをよくここまで漫画にされ
たなぁと驚きました。
「普段わざわざ人に言わないけど、なんか考えちゃうこととか微妙な感覚とか妄想とか そういうのを丁寧に詳細に書けるのってやっぱりすごく…すごいんだよ」
作中の言葉ですが、共感。そして本作もそうであると感じました。
「ものする」ひと、「ものする」ことを日々感じている人に響く作品だと思います。
「ものする」のには、理由や目的なんか実はあんまりなくて、ただそうするのが自然だからそうしてたって事だと思うんですよね。
山に登るのも、人生も然り。
個人的に、3巻のエピソードからエンディングまでの持って行き方がとても好きです。
このラストが私にはカチッとハマりました。
とにかく心地良く読め、「ものする」楽しさでワクワクする作品。
たほいや、したい。ワードバスケット、買おう。
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