後見人として強力にガードしてくれるが、女性として見ていることはなく子ども扱い。
やっと何とか目を向けさせたと思ったら、ストレートな欲望を出して来て、ヒロインの怯えで引いてしまい、変わらず(寧ろ、より積極的に)次々女性と過ごしている。
期
待してたけどもう同じ家に暮らせない、と家を出て、勤務先で顔を合わせることもないよう仕事も変えることに。
彼が自分の考えに整理つけてエンディング。
プロポーズシーンが良かった。セリフで決めてきた。
アビーとジャスティンが、ヤケ酒によって下品な歌で盛り上がり酔いつぶれたりするシーン、ふられ気分と嫉妬心と、あぶれ者同士で気勢を上げている描写、涙をお酒に溶かして気の毒だけどほほえましい。お酒で忘れてしまいたい。二人の、想い人と交わし合えない行きどころのない想いがツンと胸を騒がす。声を上げて騒いで気分を晴らそうとするやるせなさ。ここ、二人の自分達内輪の盛り上がりだけでなく、読み手にその雰囲気に入り込ませてくれたらもっとよかったのではないか。でも気分はかなり理解出来る。
共鳴し合ってるこの二人、これが「祝福のシャンパン」ではパンチ炸裂となるのだから、両方読んで良かった。
余り製作時間を与えられなかったのだろうか。メイン二人も含め、人物の絵が役割の重要性に見合ってないコマが結構あると感じた。
先に「祝福のシャンパン」を読んでからこっちに来た。作り手の期待はこっちからの順序のようだが、本作未読だからこそあっちでジャスティンのキャラが掴みきれないで読んで、その分楽しめたので、どっちでもいいかもしれない。
こっちではジャスティンがカルフーンに、あっちでは逆パターンに、ちょっとした、けしかける行動が相互のストーリーを刺激する。特別仕様のお兄様へのカルフーンのためのシェルビーへのアシストの方が、物語の性格が色濃くなって楽しくしたので、こちらは後に読んだ分だけインパクトが薄まってしまった。描線も、あっちの方が遥かに洗練されてる感があり、続けて読むと少しだけ「あれ?」。
タイラー編に続くのか?
もう一回このシリーズに付き合うことにしようか。
追記)見つからない。暫し断念。
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