結婚後はじめての保養でアルドとふたり北欧にきたカナ。
アルドが仕事で出かけている間、庭でハカと雪遊びをしていると突然、狼の群れに襲われてしまう。
なんとか逃げようとするも、カナは足を踏み外し斜面を滑り落ちてしまった。
アルドが必死に探す中、カナは落ちた先で倒れていたところをクレマンと名乗る青年に助けられる。
しかし、彼の屋敷で目覚めたカナは、これまでの記憶をすべて失くしてしまっていた。
何か大切なことを忘れているとわかっていても、なにも思い出せないことに苦悩していたある日、クレマンに誘われ政府主催のパーティーに参加することになり……。