あー好き。この作品、ものっすごく好き。。
千年を生きる狐・廣天の物語。
冒頭の可愛いモフモフ狐に惹かれて読み始めたのですが、語り口もキャラも、ものすごく変わってる。
最初の印象は「なんだこりゃ?」でした。
でも不思議とあとを引く
魅力がある…絵も物語もすごく濃厚なのに、絶妙に力が抜けているところがとてもいい。
強烈な個性に最初は戸惑ったけど、一度ハマるとドはまりしていて、気が付いたら10巻読了していました。
この作品、4世紀の晋の物語「捜神記」がベースになっています。
10巻までひとつの話がずっと続いているのではなく、いくつかの章に分かれています。
スカッと終わる話もあれば、ふわっと不思議な余韻を残して終わる話もあるのがいかにも神話的で、そこが私は滅茶苦茶好きでした。
美麗な絵、不思議で妖しくゆるい世界観が読んでいてとても心地よかったです。
5/9まで8巻半額セール中。
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