飲食店で働く男が夏祭りの日に憧れていた元上司と再会し、えちをする関係になることから始まる恋のお話。
ファンタジーBLでいつも素敵な作品を届けてくれる朔ヒロ先生。販売終了になってしまうとのことで慌てて購入しました。初コミックスはファンタジー
ではなく、現代のお話。憧れだった上司にまっすぐ想いをぶつける鳥井と、そんなまっすぐさに惹かれる三角。様々な事情から悪い男を演じようとする三角の拗らせを、常識や周囲の目全部ぶち破る勇気を持った鳥井の好きで溶かしていく、その過程がとても素敵でした。
火曜を指定するのはカンちゃんへの忘れられない想いなのか、後悔なのか。三角の気持ちがイマイチ正確に読み取れず、上手くいかなかった過去の恋人たちと鳥井への想いの違いが少々分かりにくかったのが残念です。短めのお話なので全部描き切れなかったのだと思いますが、その辺をもっとじっくり深掘りしてほしかったです。とはいえ、全体的にとても良くまとまっていて面白いお話でした。
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