2人のキャラクターが魅力的でした。最初こそ不本意な職種配属や後輩指導をさせられることにイライラしていて冷たかったり、飲むと誰とでも寝てしまうビッチな弦巻でしたが、後半は仕事にも人間関係にも誠実な人柄が表れてきます。瀬田は一見元ホストとチャラ
そうな長身イケメンですが訳あって10代から働き、守るもののために自分に求められる役割を演じ自分の人生を選ぶことができなかった苦労人。そんなふたりが惹かれ合っていく過程や、それ以外の場面でも宮坂に煽られる時の反応などを含め心理描写が自然でした。奥沢先生と弦巻との関係も宮坂の煽りもとても良いスパイスになっていて、モヤモヤしたり切なくなるふたりにキュンキュンしました。舞台設定や心理描写がすごく計算されていて丁寧で、弦巻のピアスの意味が分かった時には納得感とともに弦巻がより愛おしくなります。修正は甘めですが濡れ感がないのでエロさは控えめに(個人的に)、ストーリー性・お洒落な絵が素敵でした。
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