四代目・大和辰之シリーズをすべて読み終えたタイミングで、出版社フェアで半額だなんて!ありがたすぎます。って言いたいところですが、昨日、「みのりの手」を読んだ後、定価で購入してるんですよ、私。信じられます?笑。や、もう、喜んで貢ぎます!そして
、新書館さん、創立60周年おめでとうございます!
最高でした。ファンにはたまらない1冊です。139ページに1200円払っても、そう言えます。(←説得力あるでしょう?笑)何だかんだ、私は、四代目〜シリーズが好きなんです。
辰之と望のその後、麗華ちゃんの気持ち、卯一の涙…幸せと痛みがギュッと詰まっています。素晴らしいコレクションとイラストも詰まっています。がっつりインタビューも読めてうれしいです。
まず、辰之と望のエピソード。短編も4コマもイラストも最高です。辰之がカッコ良すぎまして…良かったねぇ望…。ほんと、「みのりの手」から大出世!笑。そして、色気が表面張力。こぼれる!こぼれる!ヤバイ―。
麗華ちゃんと卯一含めた短編は、深読みが脳内を巡ります。
四代目〜の卯一は、ジェラシーのその後なわけで、その言葉と涙の意味するところは何なのだろう…と思うと、ジェラシーの最終巻を待つ胸中は穏やかではありません。でも、きっと、ベリ子先生が描いてくださる結末は、どんな形であっても納得できてしまうだろうなと、インタビューを読んでそう思いました。
私には、この20000字のインタビューが本当に面白くて、「スカーレット・ベリ子」という漫画家さんに、ひたすら惹かれます。ほとんど笑えるネタのように(冗談抜きで吹きネタあるし)話されてるけど、「誰かのために描く」という先生の考えに、しびれました。
卯一を好きだと言う人は、卯一が好きだと思う私から見ても少ないと思います。それが、いいなと思います。そんな人物を主役に据えるベリ子先生がたまらないな、と思います。もう、感服です。
「卯一嫌い」というレビューを目にすると、「そう思うの分かる」ってなります。そう共感したうえで、「でも私は目が離せなくなってしまったんです」ってなるんです。針の先ほどのいいところも、かばえるようなところもないような人だけど、それでも、彼と彼を取り巻く人たちのことを知りたいのです。
完結は寂しすぎるのですが、やっぱり待ち遠しいジェラシー最終巻です。
もっとみる▼