この作品だけ読みました。2003年の単行本らしいので、古い作品です。
主人公のみなみは孤独だった幼い頃に、アレックスと知り合い、教会で結婚の約束をします。その後離れ離れになり、10年後に戻ってきたみなみは、転校先の学校でアレックスに似
た神父の先生と出会います。しかし、先生はアレックスじゃないと言い張り、みなみを遠ざけようとします。
…教会、十字架、神父、聖書…そのテのものに疎い私は、この作品の世界観がピンときません。
そもそも、何故、神父は結婚できないのか。何故、人を愛する気持ちが背徳なのか。何故、愛し合う行為が罪になるのか。
無知な私には全然わかりません。「どうしてダメなの?好きなんだからいいじゃん」って言いたくて仕方ありませんでした。ただ、先生の葛藤は、痛いくらい伝わってきました。
‘禁断’で‘背徳’だけど、相手を想う気持ちは‘純愛’です。タイトル通りの作品だと思います。
この先、二人はどうなるのかな…ホントに結婚はできないのかな…神に背いた罰が下ったりするのかな…と、読み終えた後も、意味もなく考えてしまいました。
もっとみる▼