巷では多胎児育児が壮絶であることが問題視されている中で、シングルマザーの双子の出産が 喜びも幸せも2倍だなんて言葉が出ることが楽天家の権化のようなヒーローに ヒロインは不信感も無しとは 若さゆえで片付けられるのだろうか 疑問だ。そんなヒロイ
ンだから、ヒーローのような「裏」がある男性を あげ奉ってしまったともいえるが。これが、「裏」無し ならば、俄然「百万人に一人のひと」で間違いないところだ。しかし、現実も この物語もそんな夢は無いわけだが。思惑を引っ提げての出会いだったけれど、心が動くことは人間だもの当たり前という物語に、ヒーローが既婚者だったら?という思いが私の頭を擡げる。捜査の為だけに隣人を翻弄させて姿を消すというのがお約束だから。そんな怖さを孕んでいる物語であるはずなのに、そこを読み手に思考させていないところが、現実感を削いでいてのめり込めない。そんなところが、星を付けられない理由。冒頭からフワフワと浮いたまま終わらせてしまった感が否めない。ヒロインも家庭内で起こっている事に、いちいち叫び声をあげるという 弱さアピールが ページが進むごとに鼻についてきて うんざり感も伴って 私の好みではなかった。ヒロインは女性に嫌われるタイプじゃないの?
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