怖いもの見たさなのか、ついつい最後まで読みたくなる。
容姿に恵まれ、明るく朗らかな天然女性の突然の転落人生。
類稀なる容姿を軸に好意的な社会的評価を受けてきた女性から容姿という要素だけを失わせるだけで、その他のあらゆる魅力が失われること
になるという恐ろしさをまざまざと見せつけられる。
悪気のない人、悪意のある人、軽いノリの人、気さくな人、真摯に声を掛けてくれる人、多種多様な人々との関係の後に訪れる顛末は、決して後味の良いものではない。
感情の成熟したオトナの女性にとってはちょうど良い読みものなのかも知れない。
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