恋のお相手は幽体?なんですか、気になるじゃないですかぁ〜、と思って購入したら素晴らしく良かったです。THEファンタジーなユルいものではなく、素敵なラブストーリーです。ウルウルと泣けました。ティッシュ買い足さないと…鼻水が…
出世街道から外
された槙野は40歳手前のゲイ。若い時のようなアバンチュールも遠くなり、今の楽しみは、電車で出会う年下イケメン。知り合えたのも束の間、見かけなくなってしまい…
新しい場所で心機一転、引っ越した部屋にあの彼がいて…どうやら直哉は、亡くなってしまい、未練が残る彼は成仏出来ていない様子。
直哉といる時間が楽しく、一緒に居たいけれど、彼の成仏も願って叶えてあげなくては…心の葛藤が切なくて哀しい。幽体では、恋の成就はどうにも成らない。触れたいけれど、触れられない。幽体となった彼の記憶も乏しい。切なさが込み上げて来ます。そんな日々の中、槙野を捨てた男が現れ、好き勝手な事をするゲス。わっるい、悪い顔した悪代官みたい。直哉に修羅場を見られますが、不思議な現象が起こり…二人の気持ちが通じあったと思いきや、直哉の幽体が消えて。ハンカチ、ハンカチ。ぐすっ。
あぁ、なんという結末。予想はついたけれど…
とても良い作品です。ぜひ、どうぞ…
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