初読み作家様です。とても雰囲気ある表紙の二人に一目惚れ。指を絡ませて、幸せそうな二人の話が読みたくなりました。
カフェを営む宮原と、客として訪れた年下青年・平の恋。
通い出してからもうすぐに、好きがダダ漏れてる平くんですが、ノンケな
んですよね。年上女に結局は遊ばれてた話だとか、その女に偶然会うとかあるんですけど、ん…なんだろう…あまりそれが活きてないというか、で?って感じなんです。女性客にモテてる平くんの事もそう。
宮原の感情が淡々としてるので、嫉妬に結び付かないというか、平の方から嫉妬してるか聞いちゃうので、そこは持って行き方が違うかなと…切なくなるには無理があるかな。
宮原が平に好意を持ってる事も、気持ちを抑えるために距離をとろうとするのも、付き合うってなるときも、相手を思ってのすれ違いも、なんか唐突に展開するので、感情が追い付かないというか、置いてけぼりな感じです。
作者さんのやりたい意図はわかるんですけど、ぶつ切りな印象でした。もう少し恋に落ちる過程とか、心情が描かれていたら良かったですね。惜しい。
エチは綺麗だし、書き下ろしのイチャこらも甘くて、良かったです。
同時収録1篇分なしで、表題作を極めて欲しかったです。でも、絵が好きなので、別作品に期待したいです!
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