エロっぽい雰囲気なのに最初はなかなかそういうシーンがなく、におわせだけで実はエロくない漫画なのかなと思ったりもしましたが
読み進めると中盤からがっつりそういったシーンも描写してくれます。
作風がかなりの少女漫画なので、エロシーンだけ下手
だったらどうしようなんて懸念もしていましたが、日常シーンと同じくきちんと綺麗に描かれていたので、物語に没入してドキドキ、キュンキュンしながら読むことができました。
表紙からしてエロいので、そういったものをどうしても求めて読んでしまいますが
この作品の1番凄いところは、ちゃんと少女漫画していることだと思いました。
小学館の少女漫画らしく、少し刺激的だけどそれ以上にキュンとさせてくれるキャラ達のやり取りがたまらなく、中毒のようにハマって読んでしまいます。
エロありですがこれは子供から大人までハマってしまうのではないでしょうか。
魔法ありのファンタジー世界で、王子様2人に惚れられるという現実とはかけ離れたシンデレラストーリーなのがまたいいですね。
孤児院育ちで魔法の強さだけで猪突猛進に上り詰めた主人公、そんな彼女だからこそ王子様2人は惹かれてしまうのですが、だからこそ苦労してきづいたら振り回されている始末。
でも好きだからそれすらも心地よいと感じているので、気分良く読めます。
人によっては主人公ヒルマの精神の幼さが嫌だとか、2人の男の間でゆらゆら揺れ動く恋心が浮気性のようで嫌だとか、色んな意見は出ると思います。
でもそういった部分も含めてこの作品の魅力だと思います。
結局ヒルマはどちらを選ぶのか、みたいなコメントされてる方が多いですが
私は、そんな話は無意味で結局どちらとも結ばれる作品だと思って読んでいます。
冒頭の、3人で致してるシーンは未だでてきていないので、ということはあのシーンはほぼラストに出てくるということ。
ならば結局最後は3人で仲良くすればいいじゃないというところに落ち着くということですよね。
どっちかとくっついてほしい!という読者には回れ右してほしいと、冒頭のシーンが注意喚起のようなものだと受け取りました。
今のところユオは正統派王子すぎるので、好きな女以外どうでもいいヤンデレ的なアーム様の方が個人的には好きです(笑)ヒルマが絆されても仕方ない。
威厳とかなくコメディ要因のような存在感の王様も好きです。笑
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