思った以上に面白くて、思った以上に特殊性癖でした。飲に●うが地雷な場合はご注意を。
【寡黙なサラリーマンの西本は、同じフロアで何かの仕事をしている人物が気になっている。天使のようなその人に勇気を出して話しかけると、「俺?エンジェル」と
自己紹介される。本物の天使?と思いながら事件や事故をきっかけに天使?のマウとの距離が近付いていくが…】
コメディの中にエロがあり、エロの中に愛があり、愛の中に勘違いがあり、面白くすれ違う二人が楽しくて切ない。そして変態的要素がさらに物語を盛り上げています。
西本は寡黙ゆえに繋がっている気持ちを認識できず空回りし、マウはそんな西本に振り回されつつ、寡黙なところも変態なところも大好きで、どんどん好きになっていくのがかわいい。
そんなストーリーもすごくいいんですけど、エッチがエロくて…!私的には飲に●うもオッケーなので、最初から飛ばしすぎのエロシーンにワクワクが止まりませんでした。実際にはすっごく変態的というよりも、西本のエロ常識が外れていて、そのこと自体に興奮してるわけではないんですけど、その辺のずれた感じも西本らしくてとても良かったです。
それぞれにキャラが立ってて、絵もシャープできれいで、西本は変態なのにかっこいいし、マウはお馬鹿でかわいいし、ガランは良くわからないところがとても魅力的だし、言うことなしでした。
お話はエンジェルという言葉から発想されたのだと思いますが、今っぽいし、ネタとして取り上げるセンスも素晴らしいです。既刊の多い作家さんですが、同じようなテイストのお話を読んでみたくなりました。
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