森世先生は、作品の好みがはっきり分かれる作家さんだと思います。その意味で、作品の出来・不出来よりも作品の趣向が読み手と合う合わないで低評価を付けられることが多いかなと思っています。ですので、気になる方はまずレビューをいくつかチェックすること
をオススメします。中毒性がありますので、ハマればきっと他作品も読みたくなることでしょう。
そして今回特に好き嫌いが分かれるかも…。地雷だらけです笑。私は平気な方ですがそれでも苦手だった部分で言うと「痛み」。ここまでは想定してなかったのでショックを受けました。地雷のネタバレという意味では表紙帯のアオリは一部表記がありますので、読む予定の方はお気をつけを。
それにしてもここまで病み(闇)ながら、読ませてしまうストーリー運びはさすがだなと思います。刺さる人には確実に刺さります。
本作ですが、これだけ地雷埋めて、最悪な状況に落とし込みつつ、意外とラストはソフトランディングしたかなという印象です(主人公たちのとった行動ではなく、話の閉じ方と言う意味で)。
登場人物にとっては「救い」となり、イチ読み手としては「もう一捻り欲しい」という気持ちで、☆は4.5です。
でも新刊出たらまた買います、きっと。
修正はガッツリコッキリ白抜きです。
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